温泉分析表

1.申請者

榛原郡川根町笹間渡220
株式会社 川根町温泉

2.源泉名及び湧出地

川根温泉ふれあいの泉 茶里夢の泉笹間渡1号
(台帳番号 857-001号)
榛原郡川根町笹間渡196番地の1

3.湧出地における調査及び試験成績

調査及び試験者 財団法人静岡県生活科学検査センター  多々内夫 杉山知子
調査及び試験年月日 平成14年11月27日
泉温 48.6℃(調査時気温 10.6℃)
湧出量 864 L/min(掘削自噴)
知覚的試験 極微黄色、透明、弱塩味、弱苦味、無臭、ガス発生なし
水素イオン濃度
(pH値)
7.9

4.試験室のおける試験成績

試験者 財団法人静岡県生活科学検査センター
多々内夫 佐野弘幸 谷野敏幸 那須野晃亨 東城義博
分析終了年月日 平成14年12月18日
知覚的試験 微黄色、透明、弱塩味、弱苦味、無臭
密度 1.0064(20℃/4℃)
水素イオン濃度
(pH値)
7.84
蒸発残留物 11.37 g/kg(180℃)

5.試料1kg中の成分、分量及び組成

1)陽イオン

成分 ミリグラム(mg/kg) ミリバル(mval/kg) ミリバル%(mval%)
ナトリウムイオン(Na+) 4170 181.4 95.41
カリウムイオン(K+) 61.9 1.58 0.83
マグネシウムイオン(Mg++) 12.5 1.03 0.54
カルシウムイオン(Ca++) 122.2 6.10 3.21
鉄(II)イオン(Fe++) 0.2 0.01 0.01
陽イオン計 4367 190.1 100.00

2)陰イオン

成分 ミリグラム(mg/kg) ミリバル(mval/kg) ミリバル%(mval%)
塩素イオン(Cl-) 6548 184.7 97.16
臭素イオン(Br-) 7.2 0.09 0.05
ヨウ素イオン(I-) 1.3 0.01 0.01
炭酸水素イオン
(HCO3-)
322.9 5.29 2.78
陰イオン計 6879 190.1 100.00

3)遊離成分

非解離成分
成分 ミリグラム(mg/kg) ミリモル(mmol/kg)
メタケイ酸(H2SiO3) 34.9 0.45
メタホウ酸(HBO2) 255.4 5.83
非解離成分計 290.3 6.28

※溶存ガズ成分(ガス性のものを除く) 11.54g/kg

溶存ガス成分
成分 ミリグラム(mg/kg) ミリモル(mmol/kg)
遊離二酸化炭素(H2SiO3) 43.7 0.99
溶存ガス成分計 43.7 0.99

■成分総計  11.58g/kg

4)その他微量成分

成分 ミリグラム(mg/kg)
マンガンイオン(Mn++) 0.07
水酸イオン(OH-) 0.013
アルミニウムイオン(Al+++) < 0.02
鉄(III)イオン(Fe+++) < 0.05
銅イオン < 0.01
硫酸イオン < 0.1
総リン酸態リン < 0.03
総ヒ素 < 0.005

6.泉質

ナトリウムー塩化物温泉

(高張性・弱アルカリ性・高温泉)

7.禁忌症、適応症

温泉利用(浴用)にあたっての注意

一般的な温泉の禁忌症、適応症及び入浴上の注意は、次のとおりです。

■禁忌症と適応症

温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分、温泉地の地勢、気候、利用者の生活状態の変化、その他諸般の総合作用に対する生体反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは困難であるが、一般的には本温泉の禁忌症と適応症は、おおむね次のとおりである。

1. 禁忌症(浴用)
1)一般禁忌症
急病疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、心臓病(ただし高温浴(42度以上)の場合)、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、高度の動脈硬化症(ただし高温浴の場合)、高血圧症(ただし高温浴の場合)、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
2)泉質別禁忌症
2. 適応症(浴用)
1)一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
2)泉質別適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
■浴用上の注意

温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も効用があると言われているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなければ、かえって疾病に不利に働く場合がある。従って、浴用上の注意事項は、おおむね次のとおりである。

  1. 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日あたり1回程度とすること。
    その後は1日あたり2回ないし3回までとすること。
  2. 温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
  3. 温泉療養開始後、おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴場反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
  4. 以上の他、入浴には次の諸点について注意すること。
    1. 1)入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって  延長してもよい。
    2. 2)入浴中は、運動浴の場合は別として、一般には安静を守る。
    3. 3)入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に、浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
    4. 4)入浴後は、湯冷めに注意して、一定時間の安静を守る。
    5. 5)熱い温泉に急に入ると、めまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
    6. 6)食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
    7. 7)飲酒しての入浴は特に注意する。

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